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AviUtlのみで可愛いマスキングテープを作成する方法

2022-01-01ムービー

結婚式のプロフィールムービーは写真がメイン。工夫しないと単調になりがちです。

写真をマスキングテープでペタっと貼る演出で、プロフィールムービーを可愛く仕上げてみませんか?

画像をポラロイド写真風にする方法と組み合わせて、簡単に出来ますよ!

 

AviUtlの使い方に慣れてない方は基本的な使い方のページもあわせてどうぞ。

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AviUtlで作成したマスキングテープの見本

AviUtlで作成したマスキングテープのサンプル

今回は3種類のマスキングテープの作成方法を解説します。

画像不要! 可愛いマスキングテープのAviUtlでの作成方法

Step1. Sceneの設定を変更する

とみー
とみー
マスキングテープはSceneで作成することをおすすめします

Sceneで作成することにより、次のようなメリットがあります。

  • 何度も使いまわしが簡単
  • タイムラインや設定ダイアログがスッキリする
  • 表示速度の調整が容易

 

タイムラインからSceneが選択可能

Sceneはタイムラインの左上、Rootと書いてある箇所をクリックすると選べます。

今回はとりあえずScene 1で作成してみましょう。

タイムラインのScene 1を右クリックして、シーンの設定を選択

Scene 1に移動したら、Scene 1の箇所を今度は右クリックシーンの設定をクリック。

画像サイズを指定し、アルファチャンネルありにチェックを入れる

画像サイズをお好みのサイズにして(後からでも変更できます)、アルファチャンネルありにチェックを入れます。

[アルファチャンネルとは]
アルファチャンネルとは透明度の情報データのことです。アルファチャンネルありにすると画像データに色だけではなく透明度のデータも含まれ、黒い部分が自動的に透過処理されます。

 

Step2. Sceneで図形オブジェクトを用いてマスキングテープの原型を作成する

図形オブジェクトのサイズを変更してマスキングテープの原型を作成

タイムライン上で右クリックメディアオブジェクトの追加図形を追加。オブジェクトの長さ(表示時間)は長めに設定しておきましょう。

図形の種類を四角形にして、サイズや縦横比、ライン幅はお好みで。

 

フィルタ効果:ラスターで、テープをカットした表現

両端をギザギザのテープカッターで切った具合を表現するために、ラスターを追加します。

 

マスキングテープにフィルタ効果:シャドーを追加した例

うっすらとシャドーを付けることで、のっぺりした表現になるのを防ぎます。

 

以下、設定ダイアログの設定項目です。フィルタ効果は設定順に並んでます。(省略している項目はデフォルトの数値)

  • 標準描画
    • サイズ:500
    • 縦横比:-80.0
    • ライン幅:4000
    • 図形の種類:四角形
    • 色の設定:RGB( 255, 217, 207 )
  • ラスター
    • 横幅:5
    • 高さ:10
    • 周期:0.00
  • シャドー
    • X:3
    • Y:3
    • 濃さ:20
    • 拡散:5

Step3. マスキングテープの模様を作成する

図形オブジェクトを下のレイヤーにコピー

Step2. で作成した図形オブジェクトを下のレイヤーにコピーし、ラスターとシャドーのフィルタ効果を削除します。

 

レイヤー2のオブジェクトの領域を拡張したサンプル

フィルタ効果の追加基本効果領域拡張で上下左右少しずつ領域を拡張し、マスキングテープの端っこで模様が途切れるのを防ぎます。

 

右クリックして上のオブジェクトでクリッピング

下のレイヤーにある図形オブジェクトを右クリック上のオブジェクトでクリッピングします。

AviUtlで作成するマスキングテープの基本形

これで、模様作成前の下準備は完了です。現在の状態はこんな感じ。

ここから作成したい模様によって設定項目が異なります。全てレイヤー2の図形オブジェクトに追加・変更します。

 

斜めストライプの模様

AviUtlで作る斜めストライプのマスキングテープ

さつきさんの斜めブラインドでストライプ模様が表現できます。

導入がまだの方は「AviUtlのおすすめスクリプトと追加方法」を参考に導入してくださいね。

  • 標準描画
    • 色の設定:お好みで(レイヤー1とは異なる色)
  • アニメーション効果(斜めブラインド@ANM1
    • 幅:10.0
    • 角度:-45.0
    • 時間:0.00

 

水彩風模様

AviUtlで作る水彩風のマスキングテープ

もやもやした水彩画風の模様です。こちらは標準のフィルタ効果で表現可能です。

  • 標準描画
    • 色の設定:RGB(255, 255, 255)
  •  ノイズ
    • 強さ:120.0
    • 周期X:2.00
    • 周期Y:2.00
    • しきい値:25.0

 

水玉模様

AviUtlで作る水玉模様のマスキングテープ

水玉模様はレイヤー2の図形オブジェクトを、図形の種類を円に変更&もろもろを調整します。

  • 標準描画
    • 回転:45.0
    • サイズ:10
    • 縦横比:0.00
    • ライン幅:1000
    • 図形の種類:円
  • 画像ループ
    • 横回数:20
    • 縦回数:20

 

Step4. SceneをRootで読み込む

タイムライン上で右クリックしてメディアオブジェクトの追加→シーンを選択

作成したマスキングテープを、Rootで読み込む方法です。

Rootに戻ってタイムライン上で右クリックメディアオブジェクトの追加シーンを追加します。

設定ダイアログで読み込むSceneを選択可能

設定ダイアログで読み込むSceneを選択可能です。

マスキングテープを活用した動画サンプル

マスキングテープをペタっと貼る動きは、rickkyさんのロール巻取(ページめくり)という外部スクリプトを活用しています。

ロール巻取を使用するには、rikky_moduleも一緒にダウンロードする必要があります。
AviUtlで導入している拡張編集が0.92以前の方はrikkymodule&memory、0.93rc1の方はrikkymodule(version2)をダウンロードしてください。
拡張編集のバージョンはメインウィンドウのその他プラグインフィルタ情報で確認できます。

 

サンプルムービーの背景画像は無料のテクスチャ素材をお借りしています。

 

その他、動画制作の手順やアイデア・テクニックについてはまとめページをどうぞ。

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