ワクワク感アップ! シンプルなカウントダウンの作成方法【AviUtl】
入場前やムービー開始直前。ざわつく会場もムービーが始まれば、自然とそちらに集中します。
すぐに始まってもいいですが、カウントダウンを挟んでワクワク感をアップさせましょう。
このページではAviUtlでカウントダウン(5秒前)を作成する方法を解説していきます。シンプルなものを2種類です。
円を活用したカウントダウンの作り方
サンプルムービーです。
Step1. 図形オブジェクトでベースの円を配置する
タイムライン上で右クリック
を追加。図形の種類を円にして、サイズやライン幅はお好みで。
タイムラインの図形オブジェクトを右クリック
で時間を調整します。今回は5秒前カウントダウンなので秒数指定で5を入力。
以下、設定ダイアログの設定項目です。フィルタ効果は設定順に並んでます。(省略している項目はデフォルトの数値)
- 標準描画
- サイズ:300
- ライン幅:30
- 図形の種類:円
- 色の設定:RGB( 164, 158, 148 )
Step2. 図形オブジェクトで時間経過で消える円を配置する
Step1. のオブジェクトを下のレイヤーにコピーします。
このオブジェクトは1秒ごとに円を消したいので、図形オブジェクトを右クリック
で時間を1秒に変更します。
時間経過で消える円は、外部スクリプトであるrikkyさんの扇クリッピングRを使います。
導入がまだの方は「AviUtlのおすすめスクリプトと追加方法」を参考に導入してくださいね。
- 標準描画
- 色の設定:RGB( 255, 255, 255 )
- アニメーション効果(扇クリッピングR)
- 基準角:90.0
- 拡張角:0.0→360.0(直線移動)
そしてそれを4つコピー。合計5つのオブジェクトを配置します。
Step3. テキストオブジェクトでカウントダウンの数字を配置する
テキストオブジェクトを用いて、数字ごとにオブジェクトを作成すれば完了です。
Step2. 同様、オブジェクトを右クリック
で時間を1秒にしてくださいね。
線(四角)を活用したカウントダウンの作り方
サンプルムービーです。
Step1. 図形オブジェクトでベースの円を配置する
タイムライン上で右クリック
を追加。図形の種類を円にして、サイズはお好みで。ライン幅は細めがおすすめ。
- 標準描画
- サイズ:300
- ライン幅:1
- 図形の種類:円
- 色の設定:RGB( 255, 255, 255 )
タイムラインの図形オブジェクトを右クリック
で時間を調整します。今回は5秒前カウントダウンなので秒数指定で5を入力。
Step2. 図形オブジェクトで縦横の線を配置する
続いて横にまっすぐな線をひきます。
図形オブジェクトの四角形を、縦横比とライン幅を調整して、線に見せるテクニックです。
- 標準描画
- サイズ:720(動画サイズ720×480の場合)
- 縦横比:-99.8
- ライン幅:1
- 図形の種類:四角形
- 色の設定:RGB( 255, 255, 255 )
下のレイヤーにコピーして、90度回転させると縦の線になります。
- 標準描画
- 回転:90
- サイズ:720(動画サイズ720×480の場合)
- 縦横比:-99.8
- ライン幅:1
- 図形の種類:四角形
- 色の設定:RGB( 255, 255, 255 )
Step3. 図形オブジェクトで動く線を配置する
Step2. の縦線を下のレイヤーにコピー。
サイズがそのままだと斜めになったときに途切れてしまうので、1000に変更します。
更にクリッピングで中心が支点となるようにし、Z軸の回転で直線移動。
- 標準描画
- 回転:90
- サイズ:1000(動画サイズ720×480の場合)
- 縦横比:-99.8
- ライン幅:1
- 図形の種類:四角形
- 色の設定:RGB( 255, 255, 255 )
- クリッピング
- 右:500(標準描画のサイズの半分の数値になるように)
- 回転
- Z:0.00→360.00(直線移動)
オブジェクトは1秒ごとにぐるっと一周させたいので、図形オブジェクトを右クリック
で時間を1秒に変更します。そしてそれを4つコピー。合計5つのオブジェクトを配置します。
Step4. テキストオブジェクトでカウントダウンの数字を配置する
テキストオブジェクトを用いて、数字ごとにオブジェクトを作成すれば完了です。
Step3. 同様、オブジェクトを右クリック
で時間を1秒にしてくださいね。
AviUtl標準 カスタムオブジェクトのカウンターを使用しない理由
AviUtl標準のカスタムオブジェクトに、カウンターというものがあります。
名前の通りカウントダウンやカウントアップできるのですが、5秒のカウントダウンで使ってみたのが下のサンプルムービーです。
初期値を5、終点を0(直線移動)に変化させました。
0でも1秒表示されてしまう結果に。それはおかしい。
でも、初期値を6にして終点を1(直線移動)にしてもおかしいんですよね。
始まりに一瞬だけ6という数字が表示されるんです。
だからといって、初期値を5.9にすると円との表示がズレる始末…。
なので少し手間ですが、カウントダウンの数字部分はテキストオブジェクトを1つ1つ配置しましょう。
おすすめスクリプト:セピアノイズでフィルム風にする
さつきさんのスクリプトにセピアノイズというものがあります。
難しい設定は必要なく、初期値のままで良い感じのムービーになるのでおすすめです。
動画制作については、まとめページをどうぞ。
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