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線画をブラシで着色するプロフィールムービーの作り方【AviUtl】

2023-01-27ムービー

キャンバスにブラシで徐々に描くプロフィールムービーの後半部分の作り方です。写真をブラシで描画するだけでなく、よりクオリティアップさせてみましょう。

このページでは、AviUtlのカスタムオブジェクト(移動軌跡)を用いた、線画を描画してそれを着色していくムービーの作成方法を解説しています。

 

AviUtlに慣れてない方は基本的な使い方のページもどうぞ。

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線画を描いてからブラシで徐々に着色するムービーのサンプル

※音量注意

BGM:アサガオと始まり – DOVA-SYNDROME

このページでは00:12以降の作り方を解説しています。

線画をブラシで着色するプロフィールムービーをAviUtlで作成する方法

Step1. ライン(移動軌跡)でブラシの動きを作成する

ブラシのアニメーションサンプル

まずキャンバスにブラシで徐々に描くプロフィールムービーの記事の、Step1.~Step5.まで完成させておきます。

 

Step2. 人物だけを切り取った写真を用意する

背景を削除して人物のみの画像を用意する

サンプルムービーのようにキャンバスに描いていく演出の場合、線画描画時に背景もあるとごちゃごちゃしてしまい、人物にフォーカスしづらいです。

人物のみを切り取った画像を使うことで、ゲストに見やすく分かりやすくしましょう。

切り抜き写真の用意はとっても簡単。remove.bgを使うだけ。

remove.bgは写真をアップロードするだけで、精度の良い切り抜き画像に変換してくれるツールです。神。

他のサービスも使ってみましたが、remove.bgが一番精度が良かったです。他サービスは髪の毛のような細かい切り抜きがイマイチだったり、それ以外でも背景も一緒に切り抜いちゃったりしたので。

 

Step3. 写真を線画にする

ライン抽出Tで写真を線画にしたサンプル

写真を線画にするにはティムさんのスクリプト:ライン抽出Tを使用します。

透過画像のオブジェクトにアニメーション効果を追加し、ライン抽出Tを選択。

数値はお好みで。今回は鉛筆のような細い芯で描いた感じにしたかったので、細めで設定しました。

  • アニメーション効果(ライン抽出T
    • 半径:任意(サンプルは2)
    • 強度:任意(サンプルは800)
    • ラインのみ:チェックする

写真を加工してるので、アニメのようなくっきりと無駄のない線はちょっと難しめ。

 

ライン抽出Tではなく、ラフ画線Tでもいいかも。

 

Step4. 線画をSceneでクリッピングする

Scene1の合成モードを乗算に変更

Step3.の写真より上のレイヤーにScene 1を配置し、合成モードを乗算に変更。

クロマキーの設定方法

キャンバスにブラシで徐々に描くプロフィールムービーのStep5.を参考に、クロマキーの設定も忘れずに。

Scene1より下のレイヤーにある画像を右クリックし、上のオブジェクトでクリッピング

そうしたら画像オブジェクトを右クリック上のオブジェクトでクリッピングすると、Scene 1の動きに合わせて線画が徐々に表示されます。

 

Step5. 線画を徐々に着色する

線画を着色するサンプル画像

続いては線画に徐々に着色する方法です。

着色を表現するオブジェクトは、線画を表現しているオブジェクトより下のレイヤーに配置

線画より下のレイヤーに、再度Scene 1と写真(背景あり)を配置。

これもScene 1の合成モードは乗算に、クロマキーの設定をしておきます。Step4.のScene 1をコピペすると楽ちんですね。

Scene1より下のレイヤーにある画像を右クリックし、上のオブジェクトでクリッピング

画像オブジェクトを右クリック上のオブジェクトでクリッピングすると、線画が上書きされ、着色された感じのムービーになります。

 

Step6. キャンバス地の画像素材を追加で合成する

これもキャンバスにブラシで徐々に描くプロフィールムービーで行ったことと同じですが、絵画っぽくするためにひと手間加えます。

写真より下のレイヤーに、一番最初に配置した画像素材を再度配置。

キャンバス画像の合成モードを陰影にし、上のオブジェクトでクリッピング

合成モードを陰影にし、タイムラインの画像オブジェクトを右クリック上のオブジェクトでクリッピングを選択。

 

キャンバス画像を陰影モードで合成してないときとしたときの違い

陰影で合成することにより写真の部分にも凹凸が表示され、まるでキャンバス地に直で描いた絵画のようになります。

 

Step7. 描いた写真やテキストをブラシで消す

移動軌跡の動きのアニメーションサンプル・その2

キャンバスにブラシで徐々に描くプロフィールムービーのStep2~Step5を参考に、新たなブラシの動きを作成します。

動きの違うSceneとキャンバス画像を配置

Rootで読み込み、そのSceneの下のレイヤーにキャンバス地の画像を配置。

これもタイムラインの画像オブジェクトを右クリック上のオブジェクトでクリッピングを選択します。

(今回はSceneオブジェクトも画像オブジェクトも、合成モードは通常のままでOK)

キャンバス画像を上から表示することで、絵画を消すような表現になる

キャンバス地の画像で上書きすることで、描いた絵を消していく表現をしています。

(動きを使って消さず、フェードアウトさせてもいいとは思います)

 

以降、Step2.~Step7.を繰り返すことで、線画を徐々に着色する統一感のあるムービーを作ることができますよ。

線画と着色のブラシの動きを変えて、あえて塗り残しを作ってもいいかもしれませんね。

 

その他、動画制作の手順やアイデア・テクニックについてはまとめページをどうぞ。

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